続 カウボーイ・ブーツではありませんが 「FRYE」
７０年代に強いこだわりを持つスクエアな私です。
これは８０年代も終わりに近い頃ここ新潟からははるか遠くのL.A.
つまりロス・アンジェルス（ロスと言うのはダサダサです）に
住んでいたことがあります。
最初に見つけて住むことになったアパートメントはオーナーが日系とゆう
理由だったのですが、ご存知L.A.の旧市街はとても危険が多いところで
もともとはジャパニーズも多く住んでいた地区でした。すでに
その頃も旧市街を離れていて日系はその家族くらいでした。
そのヤバイ地区に住んでいた日系ファミリーの次男のROYから
譲ってもらった古いFRYEです。
前にも書いたとおりストラップのついたフライといえばハーネスにリングの
ついた日本名 「リングブーツ」ですが、これは日本人ならついつい
「モンク・ストラップ」と呼んでしまいそうなストラップがついています。
内側のネームはトニー・ラマならぬの黒タグです。
前回のスエード（ラフアウト）のブーツも同じでした。
最近ではこのようなスクエア・トゥのブーツの修理は減りました。
１９９０年からここ私の地元新潟で修理をしていますが、
これと同じブーツが来たことはありません。
これはレアかも？
カウボーイ・ブーツではありませんが 「FRYE」
カウボーイ・ブーツではありませんがスクエア・トゥの
ブーツがあると思います。（まるで私のこと？）
そのなかでも代表的なのは「FRYE」ですね。
歴史は古く１８６３年バック・イースト Massachusetts（Sが３つ）で
開業されたようです。
すこし前、日本でもストラップに丸い輪のついたいわゆる
リングブーツをよく見かけました。
もちろん７０年代真っ只中に青春をすごした私ですから憧れました～
しかし貧乏学生の私には高嶺の花 手が出ません。
どうせ買うならフライと決めていましたから、ナンチャッテーの
フライもどきたちには目もくれず
ようやく手に入れることができたのは社会人２年目くらい
だったと思います。
当時のいわゆるデッドストックでとても安く買うことができました。
その日はRANDY MEISNERのコンサートに行く日でブーツを
知り合いのお店の人に預かってもらって会場に出かけたのを
覚えています。
なぜかトゥの鋭さが時間とともに丸みをおびてきますね。
「BOAR-SNORT」日本ではブタ鼻とも呼ばれていました。
JTも履いていました（フライかどうかは定かではありません。）
追記 JTはJames Taylorのことでこの写真はシングル盤の
「きみの友だち」に使われました。
撮ったのはもちろんHenry Diltzです。
みなさん、Amazon.comにお願いしたあの本はどうなったんでしょうね～
Inspired by Ishii-chan of NORTHERN ISLAND
（訳）ノーザンのイシイちゃんネタいただきました
Maker Unknown [ウエスタンブーツ]
いつもの様にディテールをお見せしますが、数少ない私の資料では
分からないおそらくカスタムメイドのもののようです。
トゥはけっこう広めのボックス・トゥ
フロントのタングはこんなかんじ。
リアはこんなかんじ。
そしてプルはこんなループです。
さてどこのメーカーなんでしょうか？
Historic Ray Jones のブーツ [ウエスタンブーツ]
またまたお客様にお預かりしているブーツです。
テキサスAustinの北西１７マイルの Lampasasに１９７７年まで
かつて製作していたレイ・ジョーンズのペアです。
今夜の私の住む新潟はひどい天気です。夕方の６時時点では積雪が
無かったのに帰宅時の１１時半は多いところで１０センチもの
積雪それに加えての強風ひどい天気ですが、スノーシューを経験した
おかげで楽しかったりして？
ところで、ブーツですがブーツトップ、フットともにかなりしっかりした牛革を
使用しています。
このメーカーの特徴はトゥのスティッチパターンで、フロントおよび
バックのタングでもすぐにそれと認識することができます。
本国ではレイ・ジョーンズを説明する時に一部では不恰好な、洗練されて
いないなどと言われる一方、派手さはないが妥協しない優美な完全主義
を貫いたブーツと高く評価されているようです。
よく使い込まれていますが、細部にいたるまで特徴を持っているブーツだと
思います。
トップには依頼者のイニシャルが入っています。
このような高く評価されるブーツはいつもコレクターの垂涎の的です。
次回はハイエンドなブーツではなくロゥエンドなブーツの予定です。
豪華なブーツ 「Stallion」 [ウエスタンブーツ]
タラーン！すばらしいでしょ！これもお客様のもので、修理ができあがった時に
撮影したのですが、残念ながら色が白っぽく撮れてしまいました。
新しいカメラ まだまだ使いこなすには時間がかかりそうです。
紅葉の山に行ってきました 「El Dorado」 [ウエスタンブーツ]
この週末の日曜日にいつもの三人ではなく、今回は derosaさんと二人で
今年二度目となる、新潟県五泉市にある大蔵山から菅名岳へ縦走するコースに
行ってきました。天気にもめぐまれブナ林が紅葉していました。
線路端に咲くWild Flower [ウエスタンブーツ]
いよいよ秋らしくなりビールから日本酒のうまさが感じられる時期に
なってきました。さて私はJR越後線のそばに住んでいますが、何年か
前から今頃咲く黄色い花がいま盛りです。
古いJustinのブーツです。このインレイをはこんな花ではないかと
勝手に想像しています。
プルストラップ 「Luccese」 [ウエスタンブーツ]
ブーツを履く時に絶対不可欠なもの、ほんの一部分のようですが各ブーツメーカーの
アイデンティティーを主張するものが「プル・ストラップ」または「プル・イヤー」です。
これひとつでブーツの印象が変わる重要なパートとも言えます。
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